退去の立会いって何を立会う?

賃借の家から退去する際に立会うのが不動産管理会社の業務のうちですが、
今回の簡易裁判で理不尽な和解に持ち込まれた理由に、
この立会いの業務を不動産管理会社がいい加減に済ました事にありました。
今回の不動産管理会社は立会いの後に鍵のみを返却してくれましたが、
リフォーム業者の立ち入った時には正直、驚きました。

子供を連れて、写真を撮りに行きました。
デンデンがしきりに「何これ?酷いね~」と言っていたが、
当時小学三年生でも酷い状況だと思ったのが、これらの写真です。

ダイニングにある食品貯蔵棚ですが、多分別の用途に使ったでしょう、
一面にアオカビが発生し、他にもアオカビ数箇所あり、
ハウスクリーニングが割高となった原因でした。


上記収納棚のドア、表はクロスですが、このような状態です。
そしてダイニングのドアも、2階和室のドアも、
みんなクロスの下部分がビリビリ、足で開閉してもこうはならない。

壁下の飾り木が損傷しています、飾りだけに目立って無残です。

更衣室の床で、洗濯機を置くところですが、引きずりましたね~
ここは見逃してあげたのよぉ、別途床下補強工事がある次いでだから。
結構仏心だったのに、伝わりませんでしたねぇ。
まあ、間の担当者が間抜けだから、こっちの話も聞かずに、
伝わる訳もないか・・・不動産担当の人選、大事だよぉ~
大家さんの皆さん、疑わしい人は交代させるべし!

2階洋室の床は特に驚きましたよぉ~何だこれは?
ガムテームですね~なんで?この下、床の木材がえぐれているんです。
どんな使い方をすれば、こうなるでしょうか?摩訶不思議です。
不動産管理会社からは椅子を引きずった跡だと又聞きしましたが、
床の上で椅子を引きずる可能性があれば、敷物を引くのが一般常識です。
いやいや、これは既に古き良き日本で、借主には無い常識らしいです。
これが原状回復工事と敷金精算を大変な問題にした所です。

この写真では光関係で薄くなって見にくいかもね、表面剥がれています。
しかも、重いものを引きずった跡が引っかき線となって、何本もありました。
正直、原状回復なんて、工事がとてつもなく大変になり、高額になるので、
借主さんの事を考え、上からフロアクッションだけして、
その金額を請求しただけでした、まさか逆に訴えられるとは・・・
あんまりにも図々しいから、絶対控訴してやると思っています。
そうですね、その時は木材の本当の意味での原状回復を要求します。
不動産評価額は確実に下がっていますからね~

簡易裁判の席でこれが私が子供を連れて、撮った写真で、
不動産管理会社の立会いでは鍵のみの返却で、
写真も報告書もないのを聞いて、借主はほくそ笑んでいました。
どう言う意味の笑いでしょうか、いまさらどうでもいいけど、
図々しい上、感じの悪い人でしたね~

さあて、皆さん、これらの写真を見て、
写真にある状況を故意若しくは過失によるもので、
借主が原状回復を負担すべきものだと思いますか?思いませんか?

簡易裁判官のお爺様はこれを見ても、
「本来敷金は全額返すものだ」と私に怒鳴ったのでした。
そして、赤ら顔でこうも言いましたよ。
「これは不動産管理会社が立会った時に撮ったものじゃないでしょう」
確かに不動産管理会社は業務怠慢で、こっちも部屋に入るまでは、
立会った結果が正常だと信じていましたからね~

しかし、退去から業者と家に入るまでは、誰も入る筈もなく、
わざわざ空き家でこうした傷を作って置く筈もないのに、
これが当時立会った写真でないからと証拠力を否定されてしまいました。
日本の裁判官って判断能力が皆無なのか、つるんでるのか、
いけないとわかっていても、脳裏を過ぎってしまいます。
権力を持っているだけに、恐ろしい。色んな意味で。

この立会い業務の怠慢による結果、泣き寝入りしかない?
皆さんはどこに責任があると思いますか?
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