最初の羽あり事件


トラブルの始まりは2007年5月19日に、
不動産管理会社から転送されて来た元貸主さんのメールでした。
写真添付で来ましたので、鮮明に記憶しています。
何故かって、私は虫が苦手でして、
写真で思わず胃袋が騒ぎ出していました。

苦手故に知ろうとした事もなく、
子供が好きなカブトムシもゴキブリと間違えて、
大騒ぎした事があり、TVなどでも虫専門番組は、
速攻、チャンネルを変えていました。
なので、写真に写っている輩については全く無知でした。

勿論直ちに転送して来た不動産管理会社のOさんに電話し、
「なんですかあ?これは。」と確認しました。
メールタイトルには羽ありと書いてありましたから、
「羽ありって何?あの噂のシロアリ?」
と早口で聞いたのを覚えています。

そうしたら、くすっと笑われたように聞こえましたので、
私もちょっと落ち着こうと自分に言い聞かせました。
「私も良く知らないですが、羽ありはシロアリとは限りません。」
とOさんが言ったけど、納得できる答えではないので、
「じゃあ、これ何?普通のありとは違うよね、羽がないもの。」
と聞き返したのを覚えています。

「ちょっと暫く様子を見ましょう、酷くなる場合は、
業者に頼んで、調べる必要が出て来ます。」
「わかりました、じゃあ、お手数ですが逐次連絡下さい。」

とまあ、最初はこんな感じの会話でした。

翌日か、そのまた翌日かは定かではないですが、
Oさんから電話があり、
「今回は貸主さんが自分で市販の殺虫剤を巻いたから、
大丈夫みたいですよ。」と言って来たので、
「そうですか、まあ私もなにか分けの分からない虫が出ると、
取り合えず市販の殺虫剤を巻きますからねぇ。」と答えた。
それで落ち着いてくれたら、万々歳ですが、
何故か分からないけど、心に一抹の不安が残っていました。

数日後、やはり不安でしたので、
一度プロの業者に状況を聞くようお願いのメールをしました。

これが数年にも亘る大きな問題へ、徐々に発展して行く事は、
その時、育児に集中していた私には全く気づいてませんでした。
シロアリについての知識が全くない自分に、
今でも悔しくてなりません。
Related Posts with Thumbnails