簡易裁判を初体験


一週間ほどブログを留守にしました、と、その理由は!
本日簡易裁判でしたからーーー^^
まあ、私にとっては納得しがたい内容ですが、
一応初めての経験だから、記録して置く価値があります。
今後似たような経験をする方がいたら、ぜひ参考にして欲しい。

今日の為に、いく晩も徹夜して書類を用意しました。
しかし・・・こんな苦労も、子供たちの我慢も、虚しだけでした。

不動産契約当初から現在までの流れをまとめ、
表にして提出し、訴状とその表に基づいて話をして行くのかと、
思っていましたが・・・

円卓を囲んだ形で座っていた裁判官らしきお爺さんから、
(当然自己紹介無し)最初に聞かれた事は、
「小額訴訟の手続きを知ってますか?」だって・・・
そちらの書類を受け取るまでには知りませんでしたが、
訴状が来てからインターネットで勉強しました、と答えましたら、
「まあ、いい」だって・・・まあいいなら、聞くなよ~

そう思いませんか?普通の人なら、裁判には無縁ですから、
学校時代の必須科目でもないし、知っている訳がありません。
私も普通の人であって、今まではいざこざが嫌いで、
いらんトラブルは積極的に避けていましたから(^_^;)

何からどう言えばいいのかもさっぱり解らない状態で、
裁判官らしき人物から口を開くのを待ちましたが、
聞かれた事は「いつ頃買った物件か」、「いつ入居したか」など、
正直に言って、覚えてないのよね~大昔の事は。
これが大事な事ですか?そうではないのでした。

要するに借主が入居したときの状態を確認したかったらしい、
それならば、簡単に貸し出す前の物件はどんな状態ですかと、
聞けば済む事でした。
その為に貸す前の写真を用意したのに、見せられませんでした。

ただ、貸出す前にはちゃんとリフォームをしたと言ったところ、
「あなたは毎回リフォームをするのか」と聞かれました。
そりゃあ長く住んでくれた借主の後にはリフォームして、
ちゃんと次の方に気持ちよく住んで貰いたいと答えたところ、
さっさと次の問題に移されてしまいました。

訴訟も初めてでしたので、後から解った事ですが、
私はここで既に一つの機会を逃してしまっていたのです。
裁判官なんて、一般社会の経験と常識は持っていないのです、
全ては提供される判断材料、所謂「証拠」に頼って、
過去の判例に基づく判断をしているのでした。

裁判官が事前に答弁資料に目を通して、
それに沿った確認をしてから総合的に判断すると思っていました。
私の考えは、とんでもありませんでした。
答弁資料は事前に原告へ渡し、その対策を考えて貰う為のもので、
ここで学んだ事が一つ、同様な問題を抱えている皆さん、
簡易裁判の進行は大抵、裁判官が行うものですが、
言いたいことは全て言うべし
正当な理由があれば、いくらでも、主張した方が勝ちです。

私は裁判官の進行を待ちながら、借主の立場も考えましたが、
人よしがバカを見ると言うのを実感しました。

続く。
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