出発点にさかのぼる

詳しく記述すると何処の会社かはすぐわかってしまいますので、
出来る限り配慮しながら経過を整理して見ましょう。

平成14年に初めて旧家を貸し出したのですが、
本来は引越し先のローンに当てようと売却するつもりでした。
しかし、建築条件付の物件で売れませんでした。
母が購入した時は「建築条件」を十分理解していませんでした。

そこで、新居購入のご縁で付き合い始めた不動産管理会社に、
貸し出しをお任せする事になり、当時の担当者は経験が豊かで、
何よりも顔を合わせて詳しく説明をしてくれました。
任せて安心と言う、信用がありました。

あの時点では、私にとって、不動産の件でトラブルになる事は、
良く聞く世間話くらいしか思っていました。

お蔭様で最初の借主様にはとってもご満足いただき、
平成18年末ころ、ご自分でマンションを購入する事ができ、
円満に契約を終了させる事が出来ました。
内部清掃以外は、ほぼ全額の敷金をお返ししました。
長く住んでいただいた事もあって、窓枠や壁下の飾り木材に、
多少の傷があったのも、気にしない事にしました。

旧家は風水的にとってもいい方角でした。
実際、私も含めて、最初の借主様も仕事が順調に発展し、
より上の地位(肩書き)を得、最終的には、
自分たちの夢であるスイートホームを手に入れました。

そしてここから何かが動き、少しずつ、
得体の知れないものが忍び寄ってくるのを、
当時の私には、まだ知る由もありませんでした。

次の借主が現われる前に、これまでの担当者が、
定年退職のご挨拶に見えました。ちょっと驚いたのです。
彼くらいの経験と能力を持っている方の場合、
私の知っている会社なら嘱託として雇用し続ける事が多いのです。
60歳はまだまだ若いですからね~勿体無いと思います。

最後にお会いした時のイメージで、失礼とは思いますが、
私の下手なマンガのようなイラストでこの方を絵にすると、
こんな感じの方でした。


世間はバブルが崩壊して、次第に不景気の波が押し寄せ、
私がいた会社も、周りの話やニュースでも良く見かけるのは、
これまでに想像すらできないリストラの波でした。

我が家の地域にあったその不動産管理会社の支店は、
3駅先の支店へと統合され、大幅な人事異動があったようでした。

旧家の担当者が若い女性Kさんに変わり、
ご挨拶はメールのみ、数回電話で話した事はありましたが、
一度もお会いした事はありませんでした。
そして地元営業窓口はKさんでしたが、
契約管理は新宿店、メンテナンスは横浜店と、
なんかある時は誰に話せばいいのか?
全く無責任システムのように思えてなりませんでした。

まあ、それでも問題なく続けていけるならばいいとして、
さすが大手だけに、暫くすると今トラブルとなった借主が、
契約する運びとなり、一安心したところ、
今度また営業担当がOさんに変わりました。
このOさんもまた、今まで一度もお会いした事がありません。

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